2月21日から22日にかけて、「関わりしろ交流」がkemakemaで行われました。
今回は、鹿角家U25会員の高村美希子さんが祖母とともに参加し、こども宅食事業の補助や、翌日のトークライブイベントの準備・進行に関わりました。
こども宅食の準備では、小田菓子店やさこうのお菓子を詰め合わせたお菓子セットの袋詰め作業を実施。
10種類ほどのお菓子を詰め合わせ、計30袋を用意しました。
また、会場設備の準備として、プロジェクターのセッティングや動作確認も行いました。
作業の開始前には、kemakema内の案内も実施。
その際、高村さんから「泊まりに来たい」との関心を示す声があり、地域とのつながりが深まっている様子がうかがえました。
2月22日には、高村さん主催の「選べる教育の形 in 鹿角」トークライブが開催されました。
このイベントは、「雪舞う隠れ家リトリート」の初日ワークショップとして企画され、classyの子育て支援事業「こども宅食」とのコラボレーションにより実現しました。
講師は、広島県三次市在住の旅するシンガーソングライター、TOKI SHIMIZUさん。
学校に通わず、自宅で学ぶ「ホームスクーリング」を経験した自身の生い立ちをはじめ、ヒッチハイクで47都道府県を巡った旅の話や、インドでの経験などを交えながら、「学びの多様性」について語りました。
「正しさ」を基準にすると、「正しくないもの」と闘ってしまう。
「心地よさ」や「楽しさ」を選択することの大切さ。
「継続」だけが全てではなく、やってみて改めて感謝が湧くこともある。
といったメッセージが語られ、参加者の心に響く時間となりました。
ライブパフォーマンスでは、ギターの音色と歌声がkemakemaに広がり、手拍子や笑顔があふれる温かな空間に。
積もった雪による防音効果も相まって、静かで集中できる空間の中、心地よい音楽が響き渡りました。
今回のイベントは、高村さんが「地元鹿角へ恩返ししたい」という想いと、「友人であるTOKI SHIMIZUさんのトークライブを鹿角の人々に届けたい」という情熱から実現したもの。
教育・子育て支援・地域づくりの可能性を改めて考える機会となり、関係人口の広がりや、若者が地域とつながり続ける意義を再認識する場となりました。
今後もこうした場を通じて、新しい関わりが生まれていくことが期待されます。